イタリア@なび

イタリア@なび トップ > イタリアの地理と各州の魅力 > シチリア州の魅力とは

19.シチリア州の魅力とは

シチリア州の特色

イタリア半島のつま先の先、地中海全体で見るとほぼ真中に位置する最大の島。半島部とはメッシーナ海峡によって、カラブリア州と隔てている。北部をティレニア海、東部をイオニア海、そして南部を地中海によって囲まれる。
平野部は沿岸を中心とした僅かな部分で多くは山岳、丘陵地帯である。
エトナ山を中心に、活火山が点在する。

現在も多くの遺跡が点在する通り、紀元前からギリシャ世界との関係が深く、その後は他の南イタリア地方同様アラブ人、ノルマン人勢力下となる。
その後アンジュー家による支配となるまではパレルモを中心に南イタリア王国として発展。続いてスペイン領土としての圧制下で約300年を経てブルボン家の統治となり、1860年にイタリア王国軍の上陸となった。

周囲を海に囲まれており、漁業が盛ん。
2,000年以上前から穀物をはじめとする農作物の生産地でもある。なかでもオリーブとワインが特産品であり、また柑橘類の栽培も国内生産高の6割以上を占めるほどである。

各地に古代からあらゆる民族の影響を受けて来たことを伝える遺跡や芸術遺産を多く残し、イタリア本土とは違った地理的、気候的な要素と重なりあって島全体が国内外から毎年大勢の人が訪れる一大観光地となっている。

古代ギリシャ、カルタゴ、ローマ、アラブ、ノルマン等次々にこの島を征服した各時代の文化が今に息づく、まさに遺跡と歴史の宝庫。
ギリシャ神殿群のアグリジェント、古代ローマ貴族宅のモザイクが見事なピアッツァ・アルメリーナ、古代ギリシャ時代からの美しい街シラクーサ、ノートやラグーサやカターニアやカルタジローネ等後期バロックの8つの町、リパリ、ストロンボリなどのエオリエ諸島の風光明媚な小さな島々。

世界遺産以外でも、塩田のトラーパニ、丘の上のエリチェ、「踊るサテュロス像」のあるマザラ・デル・ヴァッロ、海峡の町メッシーナ、海沿いのチェファルー、また古代遺跡が残るセジェスタやセリヌンテ、シチリアの見晴台エンナなど、各時代の様々な痕跡が各地に残っている。

州都 パレルモ

もともとフェニキア人によって作られたこの都市はその後ローマ、アラブ、ノルマン、スペインの手に渡ってからも常にシチリアの中心であり続け大いに発展した。

今も町は当時のアラブ・ノルマン王朝時代の栄華の跡が残る。イスラム社会の影を大きく残し、他のシチリアの都市と同様、半島部のイタリアの諸都市とは全く違った趣がある。

特に旧市街にはさまざまな文化様式の建造物が点在している。
クアットロ・カンティに位置するベッリー広場には、バロック様式のマルトラーナ教会と、真っ赤な3つのドームをもつアラブ・ノルマン様式のサン・カタルド教会が並んで建っている。
ほかにも、ヌオーヴァ門近くに位置し、モザイク画が美しいノルマン宮や、5つの赤いドームがシンボルのサン・ジョヴァンニ・デリ・エレミティ教会など特徴的な建築物が多い。

世界遺産

アグリジェントの遺跡地域
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ(カサーレ荘)
シラクーサとパンタリカ岸壁墓地遺跡
ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々(シチリア島南東部)
エオリエ諸島