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18.カラブリア州の魅力とは

カラブリア州の特色

イタリア半島のつま先に位置する。北はバジリカータ州、西はティレニア海、東はイオニア海に面している。またメッシーナ海峡を隔てたすぐの所にシチリア島がある。
山がちな地形であるが、海岸線の平野部がところどころ内陸へ切り込むように入り込んでいる。

歴史は旧石器時代まで遡り、地中海沿岸の人々やその文明との関係を発展させたイタリアで最初の場所と考えられている。
紀元前8~7世紀にギリシャによって植民地化されると、その後はイタリア半島南部の他州と同様に、ローマ、ビザンチン、ノルマン、スペイン、ブルボン朝と外からの勢力の支配が移り変わり、主体的な政体をもつことはないまま、1860年、イタリア王国へ組み入れられた。
時代の変遷にもかかわらず、現在も当時の様子を残している歴史的にも興味深い州としても知られている。

海岸線を中心に古代ギリシャ時代の遺跡が至る所に数多く点在。中世の雰囲気を残す街コセンツァやビザンティン勢力が山腹に建設した州都カタンザーロ、岩壁の教会と美しい海が印象的なトロペア、奥地にひっそりと10世紀の礼拝建築が残るスティーロなど、見所は多い。

ギリシャの植民地時代にはエノトリア(ワインの地)と呼ばれたほど、ワインづくりの歴史も古い。

農業の占める割合が高く、特に柑橘類やオリーブなどの栽培で知られる。イタリア国内でこの周辺だけに育つオレンジに似たベルガモットの産地として知られ、香水や、菓子類に使われている。

州都 カタンザーロ

カタンザーロ地峡に位置し、イタリア半島の一番狭まった地点、イオニア海岸からティレニア海岸までわずか35kmという戦略的な地理的条件をもつ町。
市の歴史的中心部は三つの丘の上に有り、現在の居住地域はイオニア海に接する分離集落で観光地や釣り場になっているカタンザーロ・リードまで拡大している。
町は10世紀のビザンティン時代が元になっている。

行政、商業、文化の中心であり、州の行政機関も数多くこの町に所在している。
カラブリア州の州庁、主な裁判所、税務署、憲兵隊や財務警察の州総司令部を含むカラブリアの内政機関や、多くの学部を有する国立大学もある。

市街ではパオロ・ポルトゲージが設計した新ポリテアマ劇場や、ジョヴァンニの記念碑郡美術地区など貴重で近代的な文化建築が見られる。