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16.プッリャ州の魅力とは

プッリャ州の特色

南部の州で、イタリア半島の「かかと」に位置し、北はモリーゼ州、西をカンパーニア州、バジリカータ州と接する。
アドリア海側の長い海岸線は美しく、南方でイオニア海に面し、丁度半島の「土踏まず」の部分をターラント湾が作り出している。
北イタリアのバダーナ平野を除くとイタリアでも珍しく平野部が多く、山岳地域が殆ど無いことでも知られる。

ローマ帝国支配の後は、東側最南端という場所柄もあり、東方から、或いは南方アラブ勢力からの影響を受けて来た。外からの支配に長く翻弄され、この地方独自の政治的な力を持つことはほとんどなかった。

近代に入り、農業基盤の整備などが進んだ。
現在でも産業人口の多くを農業が占め、生鮮野菜の栽培の他、小麦やオリーブ、ぶどう栽培などが知られる。
主要な貿易港としても知られる南部ターラントやブリンディシなどでは重化学工業などへ大きな投資も行われて来た。

この州一番人気の観光地は、世界遺産でとんがり屋根の奇妙な建物トゥルッリが並ぶアルベロベッロ。
他にもサン・ニコラ教会など中世と近代両方の顔をもつ大都市バーリ、バロック建築の教会や建物群が美しいレッチェ、南国情緒溢れる港町ターラント、アッピア街道終点地で東方への玄関口でもあるブリンディシ、13世紀の堂々とした城が荒野にそびえる世界遺産カステル・デル・モンテ、丘の上の白い街オストゥーニなど、それぞれに特色を持った町が多い。
長く明るい海岸線、荒野にたくましく生育するオリーブの木々、トゥルッリが点在する谷や平原など自然景観がとても個性的で印象的な州である。

州都 バーリ

州のちょうど中間地点に位置する海岸線の町。東地中海の国々と広範囲な貿易をおこなう商業の一大中心地で、イタリア南部の重要な都市のひとつとなっている。空港もあり、ミラノなどからのアクセスも意外と便利。
またトゥルッリと呼ばれる建築様式で有名なアルベロベッロの町はバーリから、私鉄で1時間半ほどで行ける。

11世紀、ノルマン人支配時代から大きく力をつけた。バーリを中心とした地域はノルマン時代に花の咲いたプーリア・ロマネスクと呼ばれる建築様式が多く見られ、歴史的に名を残している。

近代に入ると、工業の成長も目覚しく、東方見本市などでも知られる。

守護聖人はサンタクロースの元ともいわれるミラの聖ニコラオス。このためイタリアでは彼を一般に「ミラのニコラ」とは呼ばず、「バーリのニコラ」と呼ぶ。ニコラオスの不朽体はバーリに置かれている。

世界遺産

アルベロベッロのトゥルッリ
カステル・デルモンテ(デルモンテ城)