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11.マルケ州の魅力とは

マルケ州の特色

アドリア海側、半島の中部に位置し、南北に伸びる長方形をした州。州全体が丘陵もしくは山岳地帯であり、平地は殆どといって良いほど無い。

地域の歴史は紀元前に遡るものの、歴史に登場するようになってくるのはルネサンス時期まで勢いのあったアンコ-ナが自治都市として活躍を始めてからである。
その後16世紀から19世紀にかけては教皇領となっていたため当時の一地方としては政治的には一応他国間との争いは多くなく安定していた。当時の宗教的な遺産が各地に残っている。

ルネサンス期の画家ラファエロを生んだ街ウルビーノは、学芸保護に熱心なモンテフェルトロ公のもとで、学問や芸術の花を咲かせた世界遺産の美しい街。城壁に囲まれたアスコリ・ピチェーノも小さいながら中世の雰囲気を残している。

マルケ州の経済は中小規模クラスの生産業に依存し、ファミリー・ビジネスが多く存在している。特に、伝統に基づいた職人の手による陶器、銅製品、テッラコッタ、手編みレース、ハンドメイド・カーペット、木製パイプ、金細工、帽子、鉄細工、皮革製品(靴、バッグ、その他小物等)、楽器 (アコーディオン、バイオリン、ビオラ、チェロ等)、おもちゃ、家具、宝石、ハンドメイド・ペーパー、石細工、枝編み細工、麦わら製品などの工芸品を生み出している。骨董家具や美術品の修復なども伝統技術のひとつで、アンティーク・マーケットも多くの地域で開催されている。

山、海とも景観が素晴らしく、観光が盛ん。
また果物やヴェルディッキオを代表とするワイン生産、チーズ、トリュフ、サラミなどの食肉加工品、オリーブ製品、アドリア海での漁業など食も豊かである。

州都 アンコーナ

モンテ・コーネロ岬と、モンテ・アスターニョ岬の2つの突端の丘陵の間に位置する。港町アンコーナのある海岸線には白砂と遠浅の海が続く。

アンコーナはギリシャ語の肘(ひじ)という言葉に由来する。
紀元前4世紀、シラクーサのギリシャ人たちによって造られたが、後のローマ皇帝トライアーノの支配下時に最も栄えた。今も街に残る トライアーノ凱旋門はその皇帝を称えて建てられたもの。

中世には、海路交易の支配権をめぐってヴェネツィアと戦うほどの海運都市として発展したが、1600年の終り頃から海の交易商人達は困難な時代を迎え、ともにアンコーナも衰退。
ローマ法王クレメンテ12世が、1732年にアンコーナ港を自由港と認めた後に復活を遂げる。
現在でもアドリア海の最も重要な港のひとつとしてその役を担っている。

世界遺産

ウルビーノ歴史地区