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イタリア経済の概略と貿易

イタリアの経済

イタリアはEU加盟国であり、その単一市場の構成国である。

第二次世界大戦前のイタリアは農業国だったが、戦後は北部に多様な産業基盤が整備され、1951年~63年にかけて「経済の奇蹟」と証される高度成長を達成した。
その後の景気後退や、オイルショックなどを経て、様々な経済の構造再編が進んだ結果80年代後半には「イタリア経済第2の奇蹟」といわれるような復調を見せる。この時期にメイドインイタリーを確立し、輸出競争力で高い評価を受けた。

90年代以降、世界経済の低迷とヨーロッパ、とりわけドイツの経済不況がイタリア経済に悪影響を及ぼし、総じて低迷を続けている。

イタリア経済抱える課題のひとつに北イタリアと南イタリアの経済格差が挙げられる。ミラノ、ジェノヴァ、トリノなどの北部で工業化が進んだのに対し、南部やサルデーニャなどの島嶼部は農業や観光業や軽工業中心で工業化が遅れ、低所得や高い失業率が問題となっている。

イタリアの貿易

1970~80年代にヨーロッパ共同体(現EU)加盟国との貿易が増加したが、イタリアは石炭、石油などの原材料を輸入に依存しているため貿易赤字がつづいていた。しかし、90年代初頭、リラ切り下げで、外国市場でイタリア製品の価格が低下したため輸出が増加した。
貿易相手国の5分の3近くはEU加盟国で、主な輸出相手国はドイツ、フランス、アメリカ合衆国、イギリス、スペイン。
輸入相手国はドイツ、フランス、オランダ、イギリス、アメリカ合衆国、スペインなどである。
イタリアはヨーロッパの輸出大国の中で、ドイツに伍して輸出が成長している唯一の国である。
2008年より過去7年間、ドイツは7.8%、イタリアは7.6%の割合で輸出が成長している。輸出先で成長著しいのは、南アメリカ(+79.3%)、トルコ(+35%)、OPEC諸国、ロシア、中国である。